こんな記事を見つけた。
化石燃料の代わりに「鉄」でクリーンなエネルギーを生み出す技術が開発中
…なんのこっちゃ、と。
鋼の錬金術師かね。
結局、生み出すというのは間違いで、エネルギーの貯蔵方法のたぐいの話でした。
これは、蓄電技術の一部でしょう。
再生可能エネルギー(とかワケわからん名前つけられてる太陽エネルギーの捕集作業)は、蓄電技術が発達しない限りゴミなのです。
再生可能エネルギーによる発電には蓄電技術が必要不可欠。
電気は貯めるのが難しい。
いまやバッテリーといえばリチウムイオン。
スマホ等のバッテリーにも利用されていますね。
だがしかし、リチウムなぞはレアメタルで今後枯渇しないとも限らない(し、「はい、売りませ~ん。残念でした~ざまあみろ~。」とかいって、実際外交に利用している国家もある)ので、今後大規模に利用するとなるとね~。
例えばエンジン積んでる車に乗せてるのは、鉛を使った蓄電池。
これは簡単に手に入る材料でできていて安価だから普及しているわけ。
ただし、重量がある。
そして、大容量にするには厳しい。
今、日本ではリチウムと同じような性質をもった元素のナトリウムを使った電池を開発しているけど、これが苛烈な性質をもっているのでなかなか難航している様子。
鉄は比較的簡単に手に入るし、リサイクル要素も大きいので注目されるべき存在。
鉄が酸化するエネルギーを使っているものとしては、「使い捨てカイロ」が有名だけど、電気の貯蔵にまで使うとなるとどうなんだろう。
鉄とアルミニウムのテルミット反応が起きて危険なのかもしれない。
それでも、実用化したらすごいじゃない。
持てるリソースをどう使うか。
研究・開発者の仕事の醍醐味だね。
だから、がんばってもらいましょう。